Sybase
Sybase ascii ( <文字列> ) 「文字列」の一番左側の文字を表す ascii コードの数字を返します。 例: ascii ( 'A' ) 結果: 65 char ( <整数> ) <整数> を文字値に変換します。Char は通常、ascii の逆変換関数として使用されます。<整数> は、0~255 の間の値でなければなりません。結果の値が複数バイト文字の最初のバイトの場合、文字が確定されない場合があります。 charindex ( <文字列 1> , <文字列 2> ) <文字列 2> における <文字列 1> の開始位置を表す整数を返します。<文字列 1> が見つからない場合は、0 が返されます。「文字列 1」にワイルドカード文字が含まれる場合は、charindex はリテラルとして扱います。 concat ( <文字列 1> , <文字列 2> ) 「文字列 1」と「文字列 2」を連結 (結合) した文字列を返します。 例: concat ( [販売 (クエリー)].[販売員].[名], [販売 (クエリー)].[販売員].[姓] ) 結果: 姓名を返します (例:Bob Smith)。 datalength ( <文字列> ) 「文字列」の長さをバイト単位で返します。 dateadd ( ' { ' <日付要素> ' } ' , <整数> , <日付> ) <日付要素> (日、月、年など) で指定された単位の <整数> を <日付> に加算した結果の日付を返します。「日付要素」は波括弧で囲む必要があります。 例: dateadd ( {dd} , 16 , 1997-06-16 ) 結果:1997 年 7 月 2 日 datediff ( ' { ' <日付要素> ' } ' , <日付 1> , <日付 2> ) <日付 1> と <日付 2> の間の差を、<日付要素> (日、月、年) で指定した単位で返します。「日付要素」は波括弧で囲む必要があります。 例: datediff ( {yy} , 1984-01-01 , 1997-01-01 ) 結果: 13 datename ( ' { ' <日付要素> ' } ' , <日付> ) <日付> の <日付要素> を ASCII 文字列で返します。<日付> には、日時、短精度日時、日付、または時刻の値を指定できます。「日付要素」は波括弧で囲む必要があります。 例: datename ( {mm} , 1999-05-01 ) 結果:5 月 datepart ( ' { ' <日付要素> ' } ' , <日付> ) <日付> の <日付要素> を整数で返します。<日付> には、日時、短精度日時、日付、または時刻の値を指定できます。「日付要素」引数は波括弧で囲む必要があります。 例: datepart ( {mm} , 1999-05-01 ) 結果: 5 day ( <日付> ) <日付> から日の部分 (1~31) を返します。 difference ( <文字列 1> , <文字列 2> ) <文字列 1> と <文字列 2> に対し、データ・ソースに固有の soundex 関数から返された値の差を示す整数値を返します。返される値の範囲は 0~4 になり、4 は一致度が最も高いことを示します。ただし、'4' は文字列が完全に一致することを示すものではありません。 例: difference ([販売目標 (クエリー)].[販売員].[名],[販売 (クエリー)].[小売業者].[連絡先名]) 結果: 0 例: difference ([販売目標 (クエリー)].[販売員].[名],[販売目標 (クエリー)].[販売員].[名]) 結果: 4 getdate () 現在のシステムの日時を返します。 left ( <文字列> , <整数> ) 「文字列」の文字を左側から「整数」文字返します。 例: left ( [販売 (クエリー)].[販売員].[姓] , 3 ) 結果: 各姓の最初の 3 文字を返します。 ltrim ( <文字列> ) 先頭に付いたスペースをすべて削除して「文字列」を返します。 month ( <日付> ) 「日付」から月の数字を返します。1~12 の整数になります。 patindex ( <文字列 1> , <文字列 2> [ using {bytes|chars|characters} ] ) <文字列 2> 内にある <文字列 1> の最初の出現箇所の開始位置を示す整数が返されます。<文字列 1> が見つからない場合は、0 が返されます。デフォルトでは、オフセットが文字で返されます。戻り型をバイトに設定すると、オフセットがバイトで返されます。最初の文字または最後の文字を検索する場合を除き、ワイルドカード文字 % を「文字列 1」のパターンの前後に付ける必要があります。 rand ( <整数> ) オプションの「整数」をシード値として使用して、0 から 1 の間のランダムな浮動小数点の値を返します。 replicate ( <文字列> , <整数> ) 「文字列」を「整数」回繰り返した文字列を返します。 reverse ( <文字列> ) 「文字列」を逆にしたものを返します。 right ( <文字列> , <整数> ) 「文字列」の文字を右側から「整数」文字返します。 round ( <数値>, <整数> ) <数値> を小数点から右に <整数> 桁の位置で四捨五入した値を返します。四捨五入は、データの書式設定が適用される前に行われます。 例: round (125, -1) 結果: 130 rtrim ( <文字列> ) 末尾に付いたスペースをすべて削除して「文字列」を返します。 例: rtrim ( [販売 (クエリー)].[販売員].[姓] ) 結果: 末尾のスペースをすべて削除して姓を返します。 soundex ( <文字列> ) 有効な 1 バイトまたは 2 バイトのローマ字による連続的なシーケンスで構成された文字列の、4 文字の soundex コードを返します。 space ( <整数> ) <整数> 個の 1 バイト・スペースが入った文字列を返します。 str ( <数値> [ , <整数 1> [ , <整数 2> ] ] ) <数値> の文字列表現を返します。<整数 1> は返される文字列の長さで、デフォルトの設定は 10 です。<整数 2> は小数桁数で、デフォルトの設定は 0 です。これらの整数の値は両方ともオプションです。 stuff ( <文字列 1> , <整数 1> , <整数 2> , <文字列 2> ) <文字列 1> の <整数 1> 位置から <整数 2> 文字を削除し、その場所に <文字列 2> を挿入します。別の文字を挿入せずに文字を削除するには、「文字列 2」に " " ではなく Null を指定します。" " は、スペース 1 個を示します。 substring ( <文字列> , <整数 1> , <整数 2> ) <整数 1> の位置で始まる、<文字列> の部分文字列を返します。「整数 2」には、返す文字数を指定します。 例: substring ( [販売 (クエリー)].[販売員].[職位コード], 3 , 5 ) 結果:"職位コード"の 3 文字目から 7 文字目までを返します。 to_unichar ( <整数> ) <整数> の値を持つ unichar 式を返します。<整数> が 0xD800~0xDFFF の範囲にある場合、処理は中止されます。<整数> が 0~0xFFFF の範囲にある場合は、単一の Unicode 値が返されます。"<整数>" が 0x10000~0x10FFFF の範囲にある場合は、サロゲート・ペアが返されます。 uhighsurr ( <文字列> , <整数> ) <整数> の Unicode 値がサロゲート・ペアの上位の部分 (ペアの先頭の部分) である場合は、1 が返されます。その他の場合は「0」が返されます。この関数を使用すると、サロゲートの処理のために明示的なコードを作成できます。特に、uhighsurr() が true である Unicode 文字で部分文字列が始まる場合、substr() では 1 つの値のみの抽出は行われないため、少なくとも 2 つの Unicode 値をもつ部分文字列が抽出されます。Substr() では、サロゲート・ペアの半分は抽出されません。 ulowsurr ( <文字列> , <整数> ) <整数> の Unicode 値がサロゲート・ペアの下位の部分 (ペアの 2 番目の部分) である場合は、1 が返されます。その他の場合は 0 が返されます。この関数を使用すると、substr()、stuff()、および right() で実行された調整に対応して、明確なコードを作成できます。特に、ulowsurr() が true である Unicode 文字で部分文字列が終わる場合、substr() ではペアの一方が欠けているサロゲート・ペアを含む文字列は抽出されないため、文字の 1 つ多い、または少ない部分文字列が抽出されます。 uscalar ( <文字列> ) <文字列> の最初の Unicode 文字の Unicode のスカラー値が返されます。最初の文字がサロゲート・ペアの最初の部分ではない場合、値は 0~0xFFFF の範囲になります。最初の文字がサロゲート・ペアの最初の部分である場合は、2 番目の値はサロゲート・ペアの 2 番目の部分であることが必要で、0x10000~0x10FFFF の範囲の値が返されます。この関数が呼び出されたときに、Unicode 文字列にペアの一方が欠けたサロゲート文字が指定されている場合、処理は中止されます。 year ( <日付> ) 「日付」から年の部分を返します。
Sybase 数学関数 log ( <数値> ) 「数値」の自然対数を返します。 log10 ( <数値> ) 「数値」の 10 を底とした対数を返します。 pi () π の定数値を浮動小数点の値として返します。 sign ( <数値> ) 「数値」の符号を示す値を返します。「数値」が正の値の場合は +1、ゼロの場合は 0、負の値の場合は -1 を返します。
Sybase 三角関数 acos ( <数値> ) <数値> の逆余弦をラジアンで返します。逆余弦とは、余弦が「数値」になる角度です。 asin ( <数値> ) <数値> の逆正弦をラジアンで返します。逆正弦は、正弦が「数値」になる角度です。 atan ( <数値> ) <数値> の逆正接をラジアンで返します。逆正接は、正接が「数値」になる角度です。 atn2 ( <数値 1>, <数値 2> ) 正接が「数値 1」/「数値 2」になる角度をラジアンで返します。 cos ( <数値> ) 「数値」の余弦を返します。「数値」はラジアンによる角度です。 cot ( <数値> ) 「数値」の余接を返します。「数値」はラジアンによる角度です。 degrees ( <数値> ) ラジアンによる「数値」を度に変換して返します。 radians ( <数値> ) <数値> に対応するラジアンによる角度を返します。結果は、<数値> と同じ型になります。式の型が数値または小数の場合、結果の内部精度は 77、小数部桁数は <数値> と同じになります。通貨のデータ型を使用する場合、浮動小数点への内部変換によって精度が下がる場合があります。 sin ( <数値> ) 「数値」の正弦を返します。「数値」はラジアンによる角度です。 tan ( <数値> ) 「数値」の正接を返します。「数値」はラジアンによる角度です。